皆さんこんにちは。突然ですが、皆さんはドラム式洗濯乾燥機をお使いでしょうか?
洗濯から乾燥までひとまとめに終わらせてくれるのでとても便利な時短家電ですよね。
けれど、こうも思いませんか?
乾燥時間をもう少し短縮できればなぁ…
私は毎日2人分の衣類を乾燥まで回しますが、乾燥時間だけで3時間前後かかります。少し長いですよね。
結論からいうと、乾燥時間の短縮にドライヤーボールは効果あり!
もう半年以上使用していますが、ドライヤーボールなしでの洗濯は考えられなくなりました。
こちらの記事では私が使用しているおすすめのドライヤーボールのご紹介や、使用するうえで感じたメリットとデメリットをご紹介いたします。
- ドラム式洗濯乾燥機の時短に興味のある方
- 洗濯物を乾燥機で乾かすことが多い方
- 乾燥にかかる電気代を少しでも下げたい方
時短家電といえば!ルンバについても記事を書いています
ドライヤーボールについて
ドライヤーボールとは?
乾燥機に入れておくだけで洗濯物が乾きやすくなるという夢のようなアイテムです。
洗濯ボールやウールボール、ウールドライヤーボールなど、呼び方は様々あるようです。
アメリカなど乾燥機を良く使う地域で使用されているもので、やがて日本でも販売されるようになりました。
大きさは6~8㎝で、ウールのものはまん丸です。
素材はウールとプラスチックの2種類
プラスチック製のドライヤーボールは見た目のバリエーションが豊富でカラフルなものも多く、使わないときには飾っておくこともできそうです。
ウール製のものに比べると耐久性と乾燥時短力が弱いですが、静電気を防ぐ効果が高いのが特徴です。
一方でウールのドライヤーボールは濡れた衣類と一緒に回ることで余分な水分を吸い取ってくれます。
天然ウール100%なので、お肌にも優しく安心して使用できます。
約1000回使用できるので耐久性が強くコスパもいいですね。
エッセンシャルオイルを数滴垂らして使うこともでき、柔軟剤を入れずに使用した場合でも乾いた後の衣類が自然で素敵な香りに仕上がります。
乾燥の時短目的でのご使用なら、私はウール製のものをおすすめします。
ドライヤーボールの効果
生乾きの防止
乾燥機の中でボールが動き回ることで衣類の間に隙間が出来るため、温風が全体に行き渡りやすく、生乾きの嫌なにおいを防ぐ効果が期待できます。
乾燥時間の短縮
ボールが洗濯物同士の絡まりを防いで効率よく温風を通すので、洗濯物の乾きも良くなり乾燥機の使用時間を短くすることが出来ます。
ふわふわに仕上がる
乾燥中、ボールが動き回ることで洗濯物の絡まりを防ぎます。
動き回るボールが繊維を優しくマッサージしてくれるので、シワの軽減や静電気を防ぐ効果も期待でき、柔軟剤を入れていなくても繊維が立ち上がってふんわりと仕上げることが出来ます。
メアリーランドリードライヤーボール
メアリーランドリードライヤーボールは、ニュージーランド産羊毛100%です。
こちらでは、私が実際に使って満足しているメアリーランドリードライヤーボールについてのメリットとデメリットをご紹介させていただきます。
【メリット①】使用方法がとてもシンプル
こちらは一箱3個入りですが、4Kg以下の洗濯物に対して、洗濯物と一緒に乾燥機または洗濯機に3個入れます。
することはそれだけなんです。なんてお手軽なんでしょう。
ドラム式洗濯機にこちらのドライヤーボールを入れておけば、あとはいつものように洗濯するだけです。
【メリット②】水に濡れてもOKなので入れっぱなしにできる
こちらのメアリーランドリードライヤーボールは、洗ってしまっても問題ないようで箱にも洗濯NGの表記はなく、Amazonでの商品説明にもお洗濯OKと記載がありますので、洗濯物と一緒に放り込んでスイッチを押すだけです。
せっかくのドラム式洗濯乾燥機なので、洗濯開始時から時間やタイミングを気にせずに入れっぱなしで時短効果を発揮してくれるのはありがたいなぁと思います。
他のメーカーのドライヤーボールの中には、乾燥が始まってから乾燥機に入れてください、と表記があるものもありました。
なんということでしょう。洗濯が終わったタイミングでドライヤーボールを投入する必要があるのです。
洗濯が終わった時点で乾燥にかけるものと外干しするものとを分ける方には良いですが、洗濯から乾燥までノンストップで使用しているという私のような方には洗濯OKのメアリーランドリーがおすすめです。
【メリット③】乾燥の時短が叶う(約20%)
だいたいどのウールボールも20%前後の時短だそうです。
3時間かかる乾燥なら36分の時短になります。
実際に2人分を回してみたところ、いつもなら4時間弱かかるのがなんと3時間かからず終わってしまいました。
量や素材の違いもあると思うのですが、少なくとも40~50分は乾燥時間の短縮につながっています。恐るべしです。
毎日乾燥までする方なら、一年で219時間もの時短につながります。なんと9日分です。
私の場合は洗濯から乾燥まで3時間ちょっとになったので、帰宅してからの洗濯が出来るようになり、うれしいです。
【メリット④】電気代の節約にもなる
乾燥にかかる時間を短縮できるので、その分の電気代も節約できます!
気になったので何円節約になるのか計算してみました
以下およそ35Whを1円として計算しています。
私の使っている東芝の洗濯乾燥機の消費電力量(カタログ値)は1190Whです。
一度の洗濯乾燥にかかる理論上の電気代は 1190Wh÷35Wh=34円
実際には経年劣化や内部の埃の付着による乾燥力の低下が起こり、カタログ値よりも多く電力を使用するようなので、一度の洗濯乾燥でかかる我が家の電気代は42円(1470Wh)くらいで考えてみます。
3時間かかっていた乾燥時間が30分短縮になった場合、だいたい294Whほど電力カットができ、一回あたり8.4円の節約ができそうです。
毎日洗濯乾燥まですれば252円の節約、一年でおおよそ3000円の節約ですね。
実際には一日に2回以上回すこともあるので、節約効果はもう少し期待できそうです。
ドライヤーボールを1,870円で購入したので、7ヶ月使い続ければ元は取れそうです。
けれど一日あたりの節約効果は微々たるものですので、節電、節約目的で過度な期待を抱いて使用するには効果は薄いかな、と感じます。
※電気代は2022年6月時点での計算です。現在は値上がりしているのでもう少し節約になりそうですね。
【メリット⑤】シワも少し軽減できる
私はいつも全ての洗濯物をそのまま乾燥まで回します。
本当ならタオル類だけ残して乾燥させ、衣類は外へ干す方が綺麗にシワなく乾くのですが、途中での操作が面倒で2階まで干しにいくくらいならシワぐらいまぁいいかと…。
なので普段Tシャツやズボンなどは洗濯物の間で乾かされくっきりとついたシワが大変なことになっているのですが、ドライヤーボールを使うようになってからの洗濯物のシワは割と許容範囲で収まることが多いです。
以下写真を載せてみます。
左のTシャツは裾に折れ目がついてしまってますが、全体的なシワは軽め。肩周りや袖などはシワが少し目立ちますね。
右のスカートはほぼ折れ目なしなのでこのまま着ていけます。
愛用のステテコは生地が柔らかく、洗濯物の中で押しつぶされたまま乾くようで、仕上がりはいつもちりめんのように取れないシワが刻まれます。
右の写真の状態ならこれでもまだマシな方で、ひどい時は裾が雑巾のように絞られた状態で仕上がります。あまりのシワに出した瞬間思わず笑ってしまうような日も多々あります。
左の方もシワは見受けられるものの、特に問題はありません。
こうやって比較してみても、ドライヤーボールを入れて乾燥したものの方は、入れなかったときと比べてシワの軽減効果が高いという結果が見受けられます。
アイロンの手間が減って嬉しいです。
【デメリット①】洗濯乾燥時の音が大きくなる
ドライヤーボールを入れて洗濯をすると、途中途中で洗濯機からゴウンゴウン、ガタガタと音がします。
特に洗濯槽を回し始める時に激しい音が聞こえます。高速回転に入れば安定して回ります。
水を含んだドライヤーボールは重たいので、重心が遠心へ働くのが原因のようです。
故障するほどではありませんが、音が大きいのでびっくりする方もいらっしゃると思います。
実際に使ってみました
どれだけ時短になるのだろう?とわくわくしながら使ってみました。
使用状況によって変わると思うのですが、ご参考までにご紹介させてください。
実際にかかった洗濯乾燥時間①2時間50分
今回は2人分の衣類タオル類を回してみました。
普段なら3時間40分はかかるところ、今回乾燥終了までにかかった時間は2時間50分ほどでした。
洗濯が終わった時点での乾燥目安時間は2時間40分との表示でしたが、実際の時間経過よりもところどころ早く表示が減っていき、50分表示まで減ってから実際の終了までは20分ほどでした。
ちょこちょこ乾燥時間の見直し(短縮)が行われるようです。
19時前に回したのが21時半頃に終わったので本当に助かります。
実際にかかった洗濯乾燥時間②2時間4分
別の日の洗濯物2Kgでも試してみました。
元々の量も少なく、11Kg用のドラム式で余裕を持って回すことになるので、ドライヤーボールなしでも3時間かからない位だったのかもしれませんが、90分程で乾燥が終わったと思うとやはり早い気がします。
乾燥時間が短くなったからといって、乾きの甘い部分があることもなく、仕上がりも柔らかく満足です。
ドライヤーボールを入れて洗濯するだけで乾燥時間の時短になっていると私は感じるので、これからもこのボール達とは長いお付き合いになりそうです。
否定的な口コミを考察してみた
ドライヤーボールについて調べていると、マイナスな口コミも見受けられました。
使用感は人それぞれですし、色々な意見はあって然るべきなのですが、自分なりにマイナス面の要因と解決策となりそうなものを考えてみました。
否定的な口コミ①乾燥時にわざわざ入れるのが面倒で使いづらい
この意見が多いようでした。
時短効果を謳うものなのに洗濯終了時間を気にかける必要があり、その際に一旦停止を押すなりして扉のロックを解除し、ドライヤーボールを入れて乾燥を再開するという使用方法。
少し面倒に感じてしまいます。就寝時や不在時に予約運転をしているとそもそも入れられませんしね。
こちらに対しての解決策は、洗濯時から入れておけるドライヤーボールを選択して購入することだと思います。
製品によって使用方法が異なりますので、洗濯機に投入できるものかどうか確認する必要があります。
逆に、洗濯が終わった時点で乾燥させるものと干すものとに分けるような使い方をされている方や、洗濯機と乾燥機が別々な方などにはこのようなデメリットは問題なくお使いいただけます。
否定的な口コミ②静電気防止効果が少ない
静電気は乾燥機内で素材の異なる衣類がこすれることで帯電することが原因で起こります。
つまり、衣類同士の摩擦を防ぐか素材の異なるもの同士を一緒に乾燥させないことが防止策となり得ます。
ドライヤーボールを入れて乾かすことで、衣類の間に隙間を作りますので通常よりも摩擦は減るでしょうが、完全にはなくせません。
柔軟剤を使用していてドライヤーボールも使用しているなら、衣類同士の摩擦は普段よりも少ないはずですので、それでも静電気が改善されなければ一緒に乾燥していたものの素材の相性が良くなかったことが考えられます。
ですので、ドライヤーボールを入れることによって摩擦の軽減を図り、静電気を起こりにくくすることはできますが、摩擦を完全になくすことはできませんので静電気を完全に防ぐことは難しいでしょう。
否定的な口コミ③乾燥の時短効果が得られない
ドライヤーボールが合わなかった、という方の中でも特に多かった口コミがこちらです。
乾燥の時短がかなうと思って購入したのに普段と変わらない・・・。しょせんこんなものかと失望してしまいますよね。
こちらも、私なりに考え得る要因をいくつか考えてみました。
洗濯物の量は乾燥機の容量以内であるか
乾燥には温風を使用する場合が多く、衣類の間に風を通す必要があるため、洗濯乾燥機では洗濯時と乾燥時の対応容量が異なります。
だいたい洗濯可能な最大容量に対して、乾燥は半分ほどの量にして回すことを推奨されています。
洗濯槽内いっぱいに衣類を入れてしまうと風の通り道を妨げ、衣類同士の隙間も出来にくく、乾かし切れない部分が出てしまうからです。
こちらのドライヤーボールも、洗濯槽内でボールがバウンドすることで動き回り、衣類同士が密着しにくいよう隙間を生み出して乾燥効率を上げるため入れるものになります。
なので洗濯物でぎゅうぎゅうの状態では動き回るスペースがなく、効果を発揮できません。
あくまでも適正な状況下での使用において乾燥時間を短縮するアイテムであるということを念頭に置いておく必要があります。
もしも乾燥時の衣類の量が基準よりもオーバーしているなら、ドライヤーボールでの時短効果は得られにくいでしょう。
ドライヤーボールの個数は洗濯物の量に対応しているか
私の購入したメアリーランドリードライヤーボールは、洗濯物4Kgに対して3つ入れることとなっています。
これよりも洗濯物量が多ければ、4つ、5つ…とボールの個数を増やす必要があるようです。
洗濯物に対してまんべんなく隙間を作りながら乾かすことを目的とするものなので、時短効果を得るために必要なボール量は洗濯物量に比例して増えることとなります。
もしも入れていたドライヤーボールの個数が洗濯物量に対して少なかった場合は、個数を増やすことで時短効果が得られるはずです。
洗濯物量もボールの個数も適正なのに時短効果が得られない場合はメンテナンスの問題かもしれない
洗濯物の量は乾燥可能容量の基準値以内であって、それに対応するボールの個数を入れているにも関わらず時短効果を感じられない場合。
考えられるのは乾燥経路のメンテナンスの問題でしょうか。
ドラム式洗濯乾燥機は、排気部分のフィルターを使用後毎回メンテナンスする必要があります。
温風を効率よく排気するためには、衣類から出た埃などでフィルターの目が詰まっていては駄目だからです。
一回の洗濯乾燥でもフィルターには埃が溜まってしまうので、掃除がされないまま乾燥を続けてしまうと排気口が詰まった状態で、上手く風の循環をさせられないまま乾燥に余計な時間がかかることになります。
このような状態であれば、そもそもの状態で乾燥がスムーズに行われていないので、ドライヤーボールを使用したとしても排気の効率が悪く、湿気も出て行きにくいので時短効果が得られにくいのではないでしょうか。
その場合は乾燥機のフィルターと通気口など周辺の埃を除去することで本来の乾燥時間を取り戻すことが出来るはずです。
乾燥機のフィルターが埃などで目詰まりしていると乾燥時間や使用電力も多く必要なので、こまめなお手入れが時短を助けます。
否定的な口コミ④ボールの毛が抜けて衣類やフィルターにつく
こちらの口コミも見かけました。
私が数回使用した段階では、特に気になる毛の付着はないのですが、使用して間もないあいだや使用年数が経過した物では毛の抜けが気になることもあるようです。
使用後の乾燥機のフィルターも特に普段と変わらず、特別ウールの毛が付着している様子はなく。
洗濯後の黒い服にも気になる白い毛は付いていないので、今のところは大丈夫かなと私は問題なく使用しています。
※2023年2月、使用から半年が経過しました。ボールのプリントもすっかり消えてしまうほど使い込んでいます。ウールの抜けについてですが、洋服に細かい糸のような繊維が付着していることが増えました。フィルターにも付着しているので、使用に伴ってどうしても毛がほぐれて抜けてしまうのかもしれません。個人的には気にならないくらいの付着ですが、参考になるかと思うので写真を追加で掲載いたします。
ドラム式洗濯機は仕様上、扉から水が漏れないようゴムパッキンで周りを覆っていますが、この裏に洗濯物の埃が溜まりやすいです。
毎回お手入れしていないと溜まった埃が洗濯槽内に戻って洗濯物に多量の埃や繊維くずが付着していた!ということもあるので、こちらのお手入れも忘れずにこまめにするように気を付けると洋服への繊維の付着がましかもしれません。
ですが、ウールのボールを入れる以上、抜けた毛の付着が完全にないとは言い切れませんので、お肌の敏感な方や気になる方はドライヤーシートなどを使用した方が良いかもしれません。
まとめ:ドライヤーボールは実際に乾燥時間の短縮につながる
こちらの記事ではドライヤーボールを実際に使用してみた感想をご紹介させていただきました。
ドライヤーボールを入れて乾燥機を使った場合、20%前後の時間短縮が可能なので、家事にかかる時間を短縮したい方にはおすすめのグッズです。
その際、使用方法をよく確認し、洗濯時から入れても大丈夫なものを選ぶことをおすすめします。
なかには乾燥時のみ使用可能で洗濯時には使えないものもあるので注意してください。
私はドライヤーボールを6つ入れて洗濯乾燥まで使用しています。乾燥時間が明らかに短くなったと実感しているので、これからもドライヤーボールは欠かせません。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。
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