11月に広島・宮島を一泊二日で旅行してきました。
広島市観光からフェリーで宮島へ。
その際にお世話になったのが宮島の錦水館という旅館だったのですが、これがなんといいますか、私的にものすごく良くて感動しまして。
滞在中に感じた色々な感動を忘れず記しておきたい気持ちと、自信を持っておすすめしていきたい気持ちから初めての宿泊記を書いてみようと思った所存にございます。
我々はだいたい年に2回旅行しておりまして、大人2人でのんびりとプチ贅沢の出来そうなところに泊まるのが好きです。
いつもお互い働いてるしせっかくの旅行だし、ということで宿泊先にお金をかけるタイプだと思います。
我々は車を所有しておらず二人とも運転が苦手な為、旅行先では公共交通機関でアクセスしやすい場所であることを重視して宿泊先を選んでいます。
今回宿泊した部屋と価格について
初めに今回宿泊させていただいたお部屋やプラン内容、価格をご紹介させていただきます。
こちらの錦水館は、素泊まり一泊二日¥16,500~宿泊可能です。
オトナの休日「半露天温泉付特別室」
お部屋はこちらの錦水館で一番新しいお部屋となる、2022年に3室増室されたうちのお一つ、オトナの休日「半露天風呂付特別室」を予約しておりました。
限定3室って特別感があって素敵じゃ有りませんか?こういうの、どんどんアピールすべきですね。私のようについつい惹かれてしまう方は多いと思うのです。
こちらはホームページのお部屋の紹介写真がそれはもう素敵で、このお風呂に入りたい!という気持ちから取ったようなものです。写真って大事。
こちらの旅館には2021年リニューアルオープンの同じコンセプトの「半露天風呂付特別室」がありまして、どちらを選ぼうかと少し迷ったのですがここはやはり新しい方でいいんじゃない、と今回はこちらのお部屋を取らせていただきました次第でございます。
お部屋の詳しいご紹介はまた後にさせていただきます。
価格は大人2名夕朝食付き10万円
錦水館 公式サイトより引用
気になる価格は大人2名、一泊二日2食付で¥100,000~¥105,000でした。
お食事内容がお肉メインか海鮮メインかで選べまして、どちらも食べたい、と決めかねた私が選んだのはメイン料理にお肉も海鮮も楽しめますよという内容の「美味饗宴」というプランです。
なので時期や宿泊曜日にもよりますがプランやお部屋によってはここからお値段は上下致します。
価格以上に価値と満足感の得られる素敵な旅館でした
1人¥50,000となると少しお高いですよね…。ミラコスタに泊まれちゃうお値段。
ただ今回はコロナ禍で久々の旅行だったことや、冬のカニ旅行だと部屋がそこそこでも食事内容によるとこのくらいの価格にはなることなどから、テンションの上がりそうな部屋とお食事なら惜しくない!と張り切って予約しました。
結果的には色々なおもてなしを受けられたこと、自宅と変わらないばかりかそれ以上の快適な時間を過ごせたことを思うとむしろお安かったのでは…と思わずにいられません。
数ある旅館の中から錦水館を選んだ経緯
今回は行ったことのないところに行きたくて、交通の便から考えても広島いいんじゃないかなということで広島・宮島観光を考えました。
じゃらんで見ていてもたくさん宿やホテルがあるので選ぶのが結構大変で。
私が宿泊先を選ぶときの基準は主に2点です。
- フィーリング
- 価格
結論から言うと直感
最終的にはフィーリング、直感に頼ります。
じゃらんなどで地域を絞り、あとは気になったところをポチっと。
プランや部屋などを見た結果、ピンと来なければリターン。
今まで泊まってきたところも、お食事やお部屋など魅力的で惹かれるものがあって予約したことが多かったです。
あと、ネームバリューもありました。
憧れのミラコスタであったり、星野リゾートであったり、旅館が文化財に登録されていた旅館大橋であったり、老舗に弱かったり…。
今回の錦水館も写真などからこれは!と思ったことが決め手となっております。
宿を選ぶ際は価格帯を重視
宿泊料金も重視しております。
泊まらせていただく身でこんなことを言うのもおこがましいのですが、やはり清潔感のあるところに泊まれると嬉しい…。
滞在中にホテルや旅館のことでストレスを感じることも出来るだけ避けたい…。
例えば畳や襖のしみ、壁の穴。
不特定多数の人が長く使用するうえでは仕方のないことだとは思うんですが、やっぱり楽しく旅行して過ごす部屋が明らかに使用感があると少しがっかり。
古くても良いんです。ただ、大事にお手入れされていそうであるか、そこが気になってしまいます。
あと、旅行の際の持ち物を極力少なくしているので、価格帯がそこそこ高いところだとアメニティや施設も充実していて持ち物が少なくても快適に過ごせるので助かります。
具体的には中間~やや高い辺りの価格帯から選ぶことが多いです。
お風呂付きのお部屋が好み
いつだったか初めて風呂付客室に泊まった時の感動たるや…。
移動しなくて良くて、楽で感動しました。
時間を気にせず、混んでるだろうかと考えなくてもいつでも好きな時に。
大浴場ですと、マナー上メイクは落として入浴しなければならず、どうしても夕食後にしか入れなかったりして(誰も顔なんて見てないのに)もったいない気がしていました。
その点お部屋のお風呂でしたら融通が利きまして。
大浴場と部屋のお風呂と2種類入れるのもお得で嬉しくて。
移動もしやすいので寝る直前にもう一回、チェックアウト間際にちょっとだけ、など気分のままに入れて良いです。
なので最近はお風呂付のお部屋を探すことが多いです。
ホテルよりも旅館派
正直旅館よりもホテルの方が気楽です。
けれどなぜだか旅館にばかり目がいってしまって。
きっと旅館の朝食が好きなんですね。
錦水館の良かったところ
どこもかしこも気に入ったのですが、順番に良かったところをご紹介させてください。
チェックインから館内・部屋の説明
旅館に到着してまずはチェックインです。
簡単な受付を済ませて、お部屋までお兄さんが案内してくれました。
エレベーターで3人、上がっていきます。
お部屋にご案内いただいて、まずは部屋の素敵さに感動。
なんていうんでしょう。すごく素敵なんです。
センス?おしゃれ?
和とモダンの融合具合が絶妙で、古臭くはないけど落ち着いた内装…。
そしてここでそのまま食事の時間や簡単なお部屋の説明をしていただいたのですが、
なんとこちらに座りながらお兄さんの説明を聞かせていただきました。
移動などで少し疲れていたのもあり、お部屋に入ってすぐに腰を下ろせたのはありがたかったです。
すごいおもてなしだなぁと感動しました。
こちらで夕食・朝食の時間の予約やお部屋についての説明、館内の説明をしていただきました。
落ち着いていながらも話しやすいお兄さんで、お部屋のこだわりについて色々とお話してくださり、いつもはこういった時緊張してしてしまうのですが優しい方でした。
色々と説明をしていただいたことで、こちらの部屋を選んで良かったなぁと改めて感じることができました。
旅館の方の熱い思いが伝わると、泊まるこちらもなんだか嬉しいですよね。
ただ、ひとつだけ残念だったことがあります。
朝食を食堂で食べるか、+3,100円でこちらでの部屋食に切り替えるかを聞いて頂きました。
この時点では差額を払ってまで部屋で食べなくてもいいかなぁと思い、食堂での朝食をお願いしたのです。
その後こちらのお部屋で夕食をいただいた際、とても快適でゆっくりと食事を楽しむことが出来たので「こんなにゆっくりできるなら朝食も部屋食に変えてもらったら良かったね」と夫と話しました。
もしも夕食の最中や後に同じことを聞かれていたら迷わずお部屋食でとお願いしたかったです。
ご用意の関係で難しいのかもしれませんが、この質問のタイミングを食事の後に変えたら、ほとんどの方がお部屋食でお願いしようかなとなるのではないでしょうか?
余談ですが、こちらのダイニングにもコンセントがあります。
チェックアウトまでの時間をお部屋で過ごす際、荷物をまとめてダイニングのソファでくつろいでいました。
その際携帯の充電をするならベッドの方に携帯を置いとかないといけないかなぁと思っていたらなんとここにもコンセントがあってびっくりしました。
行動を読まれているかもしれません…。
部屋のこだわりに感銘を受けた
我々が泊まった部屋は407号室「煌」(きら)というお部屋です。
こちらは2022年に増築された一番新しいお部屋にあたります。
内装や調度品のひとつひとつにとてもこだわってつくられたそうです。
お部屋の名前によってコンセプトが違うそうなので、あとの2室はまた違った雰囲気なのだと思います。
こちらは「煌」なので、かがやきがテーマなのでしょうか?
枕もとの絵が、とても素敵です。ギラギラした輝きではなくて、上品ながらも存在感のある煌めき。
使用されている材木や家具、調度品、小物、そのどれもが一つ一つこだわられていて、とても贅沢な空間で普通なら落ち着かないはずなのに不思議ですね、インテリアが落ち着かせてくれます。
こんなに素晴らしい空間で過ごすことが出来るのかと、感銘を受けました。
扉を開けて、こちらは玄関のたたき部分です。
良く思い浮かべるたたきはタイルやつるつるした素材なのですがこちらはなんと木目調です。
お部屋の床も、種類の違うフローリングでした。
お部屋がとても落ち着くのは、木のおかげでしょうか?
テーブル、家具、建具など…。様々な木材が上品に取り込まれていて、目に優しく気持ちも落ち着きますね。
ベッド
ベッドは広めでゆったりとしていました。
こちらのベッド、なんとリクライニングですよ。
起き上がりが辛い方や、寝る前に本を読んだりなど…。人によって使い方様々です。
私は初めてのリクライニングベッドでした。
リモコンで動かすと、面白いくらいに角度が変わるのでこんなすごいベッドがあるんだなぁと感心しました。
ベッド周りにはスイッチ類やコンセントが完備されております。
携帯の充電などに使えるUSBポートの設置もあって至れり尽くせりです。
ベッド付近にコンセントがあるの、ありがたいですよね。
どうしても見た目に影響してしまうので、こういったコンセプトのお部屋だと隠して設置したくなると思うのですが、宿泊者ファーストな姿勢に脱帽です。
寝心地もとても良かったです。朝までぐっすりでした。
部屋の内装・設備
お風呂の辺りには、見上げるとおしゃれな窓が。和です。
テレビはベッドの真正面となる配置です。リクライニングベッドなので、好きな姿勢で見ることが出来ます。
電話もとてもスタイリッシュです。
特にここで感動したのが、BOSEのスピーカーなんです。
まさかこのスピーカーから好きな音楽をかけられるなんてないよなぁ、と思いつつペアリングしてみると、なんと携帯の音楽をBOSEが再生してくれました。
この素敵な部屋で!好きな音楽を聴いて過ごせるなんて、夢みたいでしたよ。
お部屋に入ると空気清浄機が稼働していました。
シャープの空気清浄機と言えば白色のイメージですが、黒は高級感が増して素敵ですね。
お部屋の雰囲気ともよく合います。
こちらのお部屋の鍵は宮島の特産物、しゃもじがキーホルダーとしてのアクセントになっています。
お部屋の鍵は2つお借りしました。二人同時に大浴場へ行き、上がる時間を気にせずそれぞれがお湯を堪能できたのでありがたかったです。
こちらのスペースは部屋に入ってすぐ右手のお茶や冷蔵庫などの用意があるスペースです。
和を感じるおしゃれなタイルといい、素敵なティーカップといい、可愛すぎませんか?
写真の左手の見切れている部分にはカプセル式のコーヒーメーカーがあり、淹れたての本格コーヒーをいただくことができます。
この素敵なカップでですよ。幸せすぎる。
マッサージチェア
こちらのマッサージチェアは部屋の奥に置かれています。
これがまたすごい気持ちよくて、部屋の中にあるので、お風呂上りやご飯のあとや寝る前や起きた後など何度も使ってしまいました。幸せでした…。
ガラスを隔ててお風呂の窓からの景色も楽しめます。
入浴中はカーテンも閉められるので、友達や家族など、誰と来てもお風呂をゆっくり楽しめそうです。
室内風呂・窓からの景色
私はこのお風呂に入りたくてこの部屋を取りました。
お風呂は大人4人くらいで入れそうな十分な広さがありました。
お部屋の雰囲気に合わせて落ち着いた色でまとめられています。
とにかくお伝えしたいのはこの清潔感。
タオルは掛けられるし、クローゼットにはハンガーがありましたのでお洋服も掛けておくことが可能です。バスローブもあったかな?
鏡もありますし、シャワーは何やら良さそうなヘッドでしたよ。
シャワーは水圧も強く、何不自由なく使わせていただきました。
よくあるポンとレバーを押して、一定時間経つとお湯が止まる、というものではなくレバー式でしたのでひやひやすることなく洗えました。
こちらのお風呂ではアメニティのシャンプーなどを使用させていただきました。
二人で使用しても十分な量で、余るくらいでしたのでありがたいです。とても良い香りで癒されました。
こちらのお湯には上記のような効能があるようです。
光明石とは、浴槽の黒っぽい石のことでしょうか?
それとも光明石とはこちらのお湯の中のボックスの中に入っていたのでしょうか?
どちらにしても、とても良いお湯で夜も朝も気が付けばちょこちょこ入ってしまいました。
お部屋にお風呂が付いていると本当にちょっとした時に入れて嬉しいです。
これが大浴場だと移動もあるし着替えなども大変で気後れしてしまうのですが、お部屋のお風呂でしたら「迷ったら入ろう」とすぐに入れるのです。
紫が粋な麻の葉文様です。こちらのお部屋はきっと紫をアクセントにしているのですね。
続いてお部屋からの景色です
お風呂からはいつでも瀬戸内海を一望できます。
我々は広島市の観光をしてから宮島へ来たので、「向こう岸が広島市かな?」などと言いながら眺めていました。
波の穏やかな瀬戸内海、いいですね。
一面広く窓をとってあるので視界が広く、開放的で本当に良かったです。
こちらのお部屋からは左手に厳島神社の鳥居を臨むことができます。
夜間はライトアップされておりまして、夕焼けに赤い鳥居がとてもきれいでした。
こちらは月が登ってきた頃の瀬戸内海です。
街の明かりと湖面の月明かりが幻想的です。
お部屋の「煌」の情景はこのような景色なのではないでしょうか。
こちらは午前5:30頃の写真です。
この旅行では夕焼けもお月様も朝日も見ることが出来まして、とても得をした気分になれました。
これら全部、部屋の中からお風呂の窓を見れますし、お風呂の窓を開ければ直接見ることもできます。
山々から覗く朝日が神々しく見えました。
洗面台・アメニティ
ペーパーティッシュがおしゃれに部屋のインテリアに組み込まれていたり、使いやすい広めの洗面台であったり。
アメニティはあったら嬉しいなと思うものが網羅されておりました。
私は旅行の際メイク道具とクレンジングオイルしか持ってきませんがスキンケアやタオル、ブラシなど困ることはありませんでした。
嬉しかったのが、こちらの鏡。
拡大鏡で目元などが大きく映るのでメイクしやすかったです。こちらの鏡は、ライトも付きます。家にも欲しいなと思うくらい。
お隣はなんとパナソニックのスチーマーですね。
どこまでこちらの錦水館は宿泊者ファーストなんでしょう。
こちらの美顔器、ぜひ使いたかったのですが、あいにく今回は他にも魅力的なものがありすぎて使用できずでした。
旅先での乾燥って、意外と気になるものです。
自宅とは違ってスキンケアがいつものように行えないことも多々あるので、スチーマーで保湿ケア出来るのはとても嬉しいことです。
ドライヤー
私が最も驚き、そして感動したのがこちらのダイソンのドライヤーです。
私が旅先で諦めていることは「いつも通りのヘアケア」です。
私は美容師ですので、ドライヤーへのこだわりはやや強めで、自宅では高級ドライヤーと言われる類のものを愛用しています。
乾くのが早くて、熱によるオーバードライを防ぐための技術も組み込まれているもので普通に乾かすだけでさらっと収まるのが気に入って使用しています。
なので、旅先で用意されているドライヤーはいつも我慢しながら使っています。
やけに高い温度の熱風にさらされる割には乾くのが遅い…。ロングヘアなので、ドライヤーによっては20分以上時間を取られてしまいもやもやします。
こちらのお部屋のダイソンを見た瞬間、私は錦水館のファンになってしまいました。
ダイソンのヘアードライヤーのおかげで、いつもどおり10分程で髪の毛を乾かすことが出来ました。
ただ、ダイソンはノズルを使用した方が綺麗に乾かせるかもしれません。
大風量で髪が散りやすいので、風の向きをコントロールできるノズルを付けた方がツヤのある髪に乾かせました。
夕食・朝食も見た目味ともに良かったです
旅館でのお食事も、いつも楽しみにしているのですがこちらのお食事は朝夕とどちらも見た目も華やかで美味しく、素敵なひとときを過ごすことができました。
夕食
夕食はお肉とお魚をどちらも楽しめる「美味饗宴」というプランを予約しておりました。
部屋のダイニングテーブルにて、ゆっくりといただきました。
お品書きの写真を撮っていると、お姉さんが「綺麗なものをもう一枚お持ちしましょうか?」と。
さらっとこんな言葉をいただけるなんて、すごいお気遣いです。
お品書きを記念に持ち帰りたい方には嬉しい一言です。
テーブルには小皿とお皿、お品書きと食前酒が置かれていきます。
食前酒は柚だった…ような気がします。
さっぱりとして、ほのかに甘くて美味しかったです。
この色とりどりの前菜をご覧ください。
11月に旅行しまして、ちょうど紅葉のシーズンに入りかけた頃でした。
宮島の紅葉にはまだ早かったですが、こうしてお料理で秋を感じられてとても嬉しかったです。
さつまいもや銀杏など、秋の味覚も楽しめました。
どれも本当に美味しくて、一口サイズに幸せがたくさん詰まっていました。
たこ、ふぐ、アワビと…。瀬戸内の幸を早くも堪能させていただき、しかも完全なお部屋食なのでとてもリラックスしていただくことが出来るのです。この感覚、癖になっちゃいますね。
様々な前菜をいただいたあとはお吸い物です。
お酒のあてとして、味の濃いものが多いので上品なおだしの吸物でリセットです。
決して濃い味ではないのに、お出汁の良い香りが抜けてとても美味しいのです。
お刺身に合わせて、お酒のちょこっとセットをお願いしました。
こちら、それぞれの説明書きが付いていて感動致しました。
しかも、ローマ字でかなまで…。お酒の名前って詳しくなくて読めないものが多いので非常に助かります。
女性におすすめの甘口のセットもありましたが悩んでこちらの方を。
こちらは自家製の土佐醬油と酢橘醤油でいただきます。
エビが、とろけて甘くて美味しくて。
アワビがこれまたコリッと歯ごたえが良く。
これだけの量をいただいても、なぜかさっぱりと重たくなく。
お次は鯛と茸の柚子胡椒仕立ての鍋です。
なんとも贅沢なお出汁でいただけまして、柚子胡椒がこれまた美味しいのです。
海鮮が続いていたのでお野菜のさっぱりさもありがたく。
お次は広島のブランド牡蠣、かき小町と広島レモンという瀬戸内の幸。
中を開けると身が大きく、ぷりぷりとしてとてもジューシーで…。レモンの酸味と牡蠣のうま味とが相乗効果で何個でも食べたかったです。めっちゃ美味しかった。
こちらはふぐと白玉団子の茶わん蒸し、月見仕立てです。
旅館のお料理って本当にお出汁が効いていていてシンプルに思えてその実とても味わい深いのです。
見た目も、「なんだこれ?」なお料理。
アワビの腸味噌グラタンです。
食べてみても「なんだこれ?」でした。
緑のソースの下は贅沢にアワビなのですが、食べれば食べるほど謎なお味で…。
苦いわけではないんですが、甘…いような海のミルク感というかなんというか…という。
それでいて懐かしい味のような気もしますし、初めて食べた味のような気も…という、今回一番印象に残ったお料理となりました。
見た目は、頭が食べることを拒否してしまうんですけど実際に食べると美味しくて「…なんで?(笑)」となる感じでした。
何の味であるかはっきりとは言い表せず、アワビの奥深さに触れました。
ソースは余さずバケットに付けてもいただきました。
広島牛の鉄板焼きです。なんとA5ランクをいただきました。
イチボとリブロース、どちらもほっぺたが落ちそうなほど美味しく幸せでした。
今思いましたけど、お料理内容めちゃくちゃ豪華ですよね。
海鮮フルコースにA5ランク広島牛ですよ、普通じゃない。
穴子釜飯にお漬物に赤出汁と、最後にほっこりごはんです。
お漬物がまた美味しくてですね。穴子の香ばしさも美味しくてですね。
秋のフルーツ、盛り合わせですね。
モンブランのプリンがこれまた美味しくて。
ここまででお腹も満腹となっていましたが最後のモンブランプリンに癒されました。めっちゃ美味しかったです。
お食事の内容はもちろん豪華で美味しく、器も素敵で何通りにも楽しませていただきました。
それに加えてお部屋でのお食事なので、とても落ち着けて嬉しかったです。
BOSEのスピーカーでお気に入りのゲーム音楽のピアノアレンジを流しながらいただいておりました。
好きな音楽を流せることで、プライベートレストランにいるかのようなとても素敵な時間を過ごすことが出来ました。
お食事中担当していただいたお姉さんもとても気さくで途中お話もしてくださって、本当に楽しい時間でした。
お姉さんが携帯で写真を撮ってくださいました。お忙しい中、ありがとうございます。
朝食
朝食は7時半からです。
昨晩あれだけの量の夕食をいただいた後なのですが、不思議と旅先での朝ごはんっていつもより食べられるような気がします。
佃煮、明太子、ひじきにとろろにお漬物とどれもご飯とよく合いまして。
ついついご飯のお替りまでしてしまう始末。美味しいです、どれも。
味が染みてて柔らかくて、家では再現できない美味しさでした。
これがまた、安定の美味しさです。
これだけおかずが豊富にありますとお米がいくらあっても食べ足りませんね。
お味噌汁にあさりが。大好きなんです。
お食事処でいただく朝ごはんもよかったですが、次回来れたらお部屋食にしてもらいたいなぁと思います。
家にいるかのようなリラックスできる空間での豪華なお食事、あの体験はなかなかないものです。
旅館内の設備も至れり尽くせりでした
こちらのお宿はお部屋も然ることながら、他の施設もとても居心地が良かったので少しではありますがご紹介させていただきます。
大浴場
お部屋にお風呂が付いているので大浴場は入らなくてもいいかな、とも思っていたのですが朝早く目が覚めたので朝風呂で利用させていただきました。
こちらのお湯は地下深くから湧き出た海水を含んだ天然温泉だそうですよ。
朝は5時から入ることができます。
この日は早朝の為か誰もおらず、一人でお湯をいただくことが出来てこれもまた幸せな時間でした。
洗い場は数も多いので、混雑する時期でも待たずにスムーズに利用できそうです。
こちらは脱衣場です。
大浴場も脱衣場も、清潔感があって気持ちよく利用することが出来ました。
タオルは部屋にもあるのですが、こちらにも用意がありましたのでありがたいです。
体重計とおむつ交換台、コロコロにオゾン清浄機があります。
どうしても髪の毛が落ちてしまう場所なのでコロコロがあると気になった時すぐ対処できますね。
こちらのスペースにはヘアブラシやドライヤー、シャワーキャップにスキンケア用品と必要なものがすべてそろっています。
私は手ぶらでしたがこちらで借りられたので助かりました。
こちらで入浴後にお水をいただくことも可能です。
右端には貴重品等を入れられる鍵付きロッカーも。
お湯の温度は長く入っていられるちょうどよい温度でした。
旅行したのは2022年、まだコロナ禍でしたので館内の至る所にアルコール消毒液の用意がありました。
大浴場を利用したのが早朝で暗かったこともあり、窓の外の景色はよくわかりませんでしたが広いお風呂でゆっくりできましたので旅の疲れを取ることが出来ました。
また、何よりも随所まで清掃に力を入れておられるのが見えてとても清潔に保たれていますので、気持ちよく利用することが出来ました。
ラウンジ ルーフトップテラス「宮島テラス」
錦水館にはラウンジがありまして、こちらがそうです。
まだ薄暗いのですが、ライトアップがとても神秘的でした。
この日は夜露で少し濡れていましたので座りませんでしたが、こんな素敵な眺めでお茶などいただけたら夢のような時間ですね。
こちらからは宮島、瀬戸内海を一望することができましてしばし時間を忘れ佇んでおりました。
宮島テラスへは4Fのラウンジスペースから階段で上がれます。
この4Fのスペースもすごいのです。
いかがでしょうか?
この飲み物へのこだわりの数々。どなたでも満足いただけること間違いなし。
少し手がべたべたしてしまった…時にもこちらで洗うことが出来ます。
こちらのフロアにはカーテンで仕切られた個室がありました。驚愕です。
広い鏡があり、コンセントもありますのでこちらでゆっくりしたりPC作業等を行ったり…。
お供には迷うほどの種類のドリンクがありますので、何時間だっていたいぐらいの極上のスペースです。
こちらの一角にはyogibo-だってあります。
疲れたらごろんですね。なんなら自宅に全く同じ部屋を用意したいくらいです。
こんなお部屋がこちらには4つ前後用意してあったと思います。
まるでおしゃれなカフェのようです。
ゆっくりと時間を過ごしたいのに、錦水館を満足いくまで堪能するにはまるで時間が足りないのです。
「これはもう一度訪れなければならない」そう思いました。
こんなに素敵な空間なのですが、早朝で人はおらず。
おかげでたくさん写真に収めることが出来ました。
こちらは窓から緑を眺めることが出来ました。
5Fの宮島テラスで朝日を見届けた後、こちらに降りてきて夫と談笑しておりました。
旅先で、こんなにも素敵な旅館で貴重な時間を楽しめるとは。いつも以上に得をした気分で。
10万円以上の料金ですので我々にとっても「こんなに高くて後悔しない…?」という一抹の不安はあったのですが、こちらで過ごすとそんな思いは吹き飛びますね。
見るもの触れるもの、全てにこだわりが感じられ、本当に落ち着く空間で素敵な時間を過ごせました。
私、お金の使い方が本当に上手になってきたなぁと感じます。
今回も支払った金額以上に、何倍もの幸せが返ってきました。
ラウンジに置かれたこのおしゃれな白いもの。
なんだろうね?と話しながらも何やら音楽が流れていたので多分スピーカーです。
世界で一番美しい図鑑シリーズ、気になりました。
今度来るときは旅のメインを錦水館での時間に充てることとします。
ブックカフェ
チェックインの時から気になっていたスペースです。
ロビーの一角にありまして、何やら存在感を放っていました。
この圧巻の書物量。
こちらの本は図書館のように分類分けされていまして、様々なジャンルの本がありとても興味深いです。
どの椅子に座って読書しよう…と贅沢な悩みです。
こちらはお茶の種類が豊富でどれにしようかと迷ってしまいます。
コーヒーはデロンギのマシン。淹れたてのコーヒー片手に、本を…。
比較的シンプルなインテリアだったラウンジとは雰囲気がまた異なります。
こちらの錦水館は館内の至る所に木が使用されており、落ち着きます。
朝ごはんの前に立ち寄ったので、あまりゆっくりできませんでしたがここもとても素敵な空間でした。
シーサイドテラス
この窓の外の景色、なんと風流でしょうか。
松、灯篭、石垣に瀬戸内海。完璧な和の景色です。
こちらは海岸通りに面したシーサイドテラスです。
朝方、カラスが歩いていましたよ
こちらのカウンター席で海や観光を楽しむ人を見ながらゆっくり過ごすのも乙ですね。
こちらではフリーWi-Fiが使用可能です。
窓が広く外に面しているので、時期によっては肌寒いかも。ブランケットの貸し出しがありがたいですね。
こちらでも自由にドリンクをいただけます。
ソフトドリンクのラインナップ、4階のラウンジと少し違いますね?
なっちゃんのオレンジソーダ、初めて見たかも。
誰もが絶対に満足できるドリンクの種類の豊富さです、すごいです。
それぞれに英語表記もありますので、観光で来られている外国の方にも親切。おもてなしですね。
宿泊先が良いと旅行の楽しさが底上げされるなと感じました
以上、とっても素敵な時間を過ごせた錦水館のご紹介でした。
とても長くなりました。お目通し頂きまして誠にありがとうございます。
旅行が楽しかったかどうかという評価には、宿泊先での満足度も関わってくるなと思うようになってきました。
今回の旅行はほんとに楽しくて。
広島の観光も宮島の観光もさることながら、旅館のお部屋や施設がほんとに居心地が良くて快適で、初めて家よりも快適だと思ってしまったかもしれません。
泊まっている間も何も不便なところがなくて本当に感動しました。
今まで、旅行の宿泊先においてはどこか一つくらいは不便なところや我慢することがあって、でもそれが当然だと思っていました。
例えば風量の頼りないドライヤーであったり、清掃具合が気になってしまうお風呂であったり…。
でも今回錦水館に泊まって、「なにここ、すごい」って思いました。
全部が良かった。
ミラコスタより良かった。
ミラコスタはドライヤーがちょっと弱いのです…。
宿泊している間、「あれ?」とか「ここが気になる…」というところがなくて、夢のような滞在時間でした。
宿泊中のマイナスポイントがなかったので、旅行の楽しさが半減するようなこともなく、帰ってからも「次はいつ錦水館に泊まれるだろうか」と予定を組みたくなってしまいます。
館内のいたるところからおもてなしへのこだわりを感じまして、心からのんびりと楽しむことが出来ました。
最後になりましたが、とっても素敵な体験をさせてくださった錦水館の公式ホームページのリンクを貼らせていただきます。
色々なお部屋や季節折々の食事など、本当に素敵なおもてなしを受けられますのでご興味のある方は以下から公式サイトもご覧下さいませ。
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