皆さんこんにちは。
初めてのルンバを生活に取り入れた後、便利すぎて大満足していた咲やんです。
今回はすっかりロボット掃除機の魅力にはまった私が立て続けに買って失敗したと思った2種類のロボット掃除機の話です。
実際に最初に迎えたルンバは今でも毎日大活躍してくれている訳ですが、それと比べてどこが物足りなかったのか、何が不満の原因になったのかということに触れていきたいと思います。
この記事を読んでいただくことで、
- 私の生活とロボット掃除機がかみ合わなかった理由
- 家電を購入する時にはその家電に担って欲しい役割をしっかりイメージしておく必要があること
などがわかります。
この記事はこんな方におすすめです。
- ロボット掃除機を買うにあたって後悔しないかどうか不安な方
- ロボット掃除機の使いづらい部分を知りたい方
はじめに:購入したロボット掃除機に満足できなかった原因2点
こちらで紹介する2つの製品はそれぞれ性能も申し分なく、環境や目的次第では快適にお使いいただけます。
ただ、私のリサーチ不足のせいで目的に対して最適なロボット掃除機を選ぶことが出来ておらず結果的に使いにくく感じて満足できませんでした。
初めてのルンバとして購入したi7がとても良かったので、ロボット掃除機はどれもこのくらい性能が良いのだと思い込んでしまっていたのが失敗の原因です。
【失敗した原因①】導入後の使用方法をしっかりとイメージできていなかった
ロボット掃除機を導入しようか検討しているということは、現状に満足のいかない何かがあって、それをロボット掃除機に担ってもらうことで不満を解消できると期待をしているからではないでしょうか。
であれば、どういったところに不満を感じているのかを明確にしておく必要があります。
ロボット掃除機を購入することによって本当に生活が便利になるのかのイメージも必要です。
私は1台目のルンバを買ってとても満足しました。
我が家にはルンバが入れない部屋が一部屋あったので、もう一台その部屋に専用のルンバを置けば掃除がもっと楽になるかもしれないと思ったことがきっかけです。
掃除が楽になったらいいなというぼんやりとしたイメージのみで、実際に部屋にルンバを置くとどういうことになるかよく考えずに導入したせいで失敗しました。
【失敗の原因②】機種の性能差を甘く見ていたこと
ロボット掃除機といっても、今では各メーカーから色々出ています。
各メーカー毎に性能の違う機種がたくさんあります。
入門機となるシンプルな性能のものから、持てる技術をすべて詰め込まれたような上位機種まで様々です。
ロボット掃除機が欲しいと思ったら、それぞれの機種の違いや走行の仕方、お手入れの仕方などから予算とのバランスで自分に合ったものを見つける必要があるのです。
私はそういったリサーチもそこそこに、お手軽な価格であるということで二つの機種を選んでしまいました。
その機種が自分の生活と上手く合えば満足度は高いですが、そこのすり合わせをまったく行わなかったので失敗になってしまいました。
最初に手にしたルンバがハイエンド機となるi7だったので、それほどの機能を持たない2種では結果的に満足できなかったのです。
1台目に買ったロボット掃除機はルンバのi7
我が家が初めて買ったロボット掃除機はルンバのi7でした。
この子は当時の上位機種です。
ルンバを買うと決めた時、様々ある機種で悩みつつもせっかくなら高くても良い物を買いたいと思い選んだものでした。
当時はクリーンベースの必要性を感じておらず、本体のみの方を購入しています。
吸引力は申し分なく、カメラがついているので部屋をマッピングして規則正しく効率的に清掃することの出来る機種でした。
我が家で使う分には何も問題なく、外出先からアプリで掃除指示を出せるところも便利です。
掃除したエリアをマップで表示してくれるのも嬉しいポイントでした。
私が初めてルンバを購入した時のお話はこちらから
新たにロボット掃除機を導入した理由
ルンバを導入することによって綺麗な部屋で気持ちよく過ごせるようになった我が家ですが、ひとつだけ気になるところがありました。
私は父の死後、実家で飼っていた高齢猫2匹を引き取って暮らしているのですが、夫が猫アレルギーであるという事情があり人間とは生活スペースを分けるために独立した部屋でお世話をしています。
その猫部屋は普段扉を閉めているので、そこにだけはルンバが入っていけないのです。
猫の部屋の掃除を任せたかった
猫の部屋以外はルンバのおかげで掃除が行き届くようになったものの。
むしろ一番掃除について気になるのはこの猫部屋だったりします。
四畳半の狭い部屋なので毎日掃除機をさっとかけていましたが、猫の毛は毎日掃除機をかけていても気になるもの。
ふとロボット掃除機で日に何度か吸い取れば猫の毛も気にならないのでは?と思ったのです。
自分の代わりにロボット掃除機が掃除してくれれば楽だなぁとも考えていました。
軽い気持ちで思いつき、導入した後のリアルな想像もしないままにロボット掃除機を購入してしまったのが失敗の原因です。
この部屋にロボット掃除機を置くとどうなるか、ということを考えるべきでした。
※そもそも四畳半で家具のある部屋にロボット掃除機なんか必要じゃないと気付いてさえいればこの失敗は防げました。
I LIFE V3s pro
ルンバを購入してからわずか三ヶ月後、2台目のロボット掃除機を購入しました。
この製品は価格が安いにも関わらず、髪の毛やペットの毛を強力吸引すると説明書きがあったのです。
それなら我が家の猫部屋にぴったりじゃないかと購入に至ります。
購入前にAmazonの口コミも見ましたが、概ね良さそうでした。
結論から言うと、最初に購入したルンバと比べるとこちらのロボット掃除機の性能は物足りなく、不満を感じてしまいました。
雑誌ですすめられていたものを深く考えずに買ったのが間違いだった
こちらは雑誌のロボット掃除機部門でも確か大絶賛されていたんですよ。
価格と性能のコスパが最高!!という感じで。
雑誌でも検証されていて絶賛されているなら間違いないかと本当に深く考えずに買ってしまったのが失敗でした。
どのような環境下で、どんな人が使った場合にコスパが良いと言われているのかをしっかり考える必要があったのです。
おそらくこの掃除機が適した人は
- ロボット掃除機にはあまり多くを求めない
- 初めてのロボット掃除機としてお手頃であることが条件
上記のような条件を求める方だと思います。
満足できる機能のためにはある程度の予算を出してもよい方や、すでに別のロボット掃除機を使っていた経験がある方には不向きの、入門機かなと思います。
【満足できなかった理由①】キャットフードや猫砂をブラシで弾き飛ばす
普通の家庭の環境なら吸引力も申し分ないと思うんです。
ただ、私が猫部屋で使うとなると、そこで吸って欲しいのはたべこぼしたキャットフードや、トイレから飛び散った猫砂です。
V3s proは前面の両端にブラシが付いていて走行中は高速回転するのですが、これとごみとの相性が悪く、キャットフードも猫砂もサッカーのように弾かれて飛んでいきました。
吸ってくれる分もありますが、とても全部は吸いきれず、逆に部屋の隅々までごみを散らかすこととなったのです。
【満足できなかった理由②】吸引力がイマイチ
初めてのロボット掃除機がルンバだったもので、正直V3s proに対しては期待しすぎてしまっていました。
強力な吸引力とは思えなかったです。
カーペットの猫の毛も吸いきれず、猫砂やキャットフードは上手く吸い込み口の下にあった場合のみ吸ってくれます。
ロボット掃除機はどれもルンバのように隅っこ以外はほぼ綺麗に掃除してくれる物と思いこんでしまっていて、あまりの吸いの悪さにがっかりしました。
【満足できなかった理由③】ランダム走行に対して無駄を感じてしまった
V3s proは基本的には直線で動き、何かにぶつかっては方向転換してまた直線で、とジグザグに部屋を掃除していました。
ブラシで弾き飛ばしたゴミは色々なところへ飛んでいくのですが、V3s proの進行方向上になければ吸ってもらえません。
自分の目の前に猫砂の粒が落ちているのに、なかなか吸いに来ません。
わざわざ掃除機の進行方向に猫砂の粒を置いて吸ってもらった時なんかはなんとも言えない気持ちになりました。
掃除完了まで時間がかかることもネックでした。
4畳半の狭い部屋にキャットタワーやトイレなどの家具を置いているので、床の面積はもっと狭いんです。
そんな狭い床の掃除機掛けも、ランダム走行だと終了まで20分ほどかかります。
なんだか、非効率的だと感じてしまいました。
しかもごみは取り切れない。
【満足できなかった理由④】ダストボックスの掃除が面倒だった
ロボット掃除機はダストボックスに吸ったゴミを溜めるので、定期的に掃除が必要です。
こちらの製品は上からダストボックスを取り出せるのですが、ワンタッチで取り外しの出来るルンバと違って手で引っ張り出す必要があります。
そして蓋を開けて更にフィルターを外すことでやっとなかのゴミを捨てられます。
なんだか手順多くないですか。事前に知っておくべきなんですけどね。
フィルターの細かい網に刺さった猫の毛はなかなか取リ切れず、綺麗になったはずのダストボックスに猫の毛が付いたままのフィルターをセットして掃除するのがどうにも納得がいかず。
なんかこのロボット掃除機、イマイチやなとなってしまい上手く生かしてあげることが出来ませんでした。
ルンバe5
V3s pro では満足のいく掃除が出来なかったので、ルンバなら間違いないと思い次はルンバを買うことにしました。
※この時もまだ、狭い部屋でロボット掃除機を走らせようとすることの矛盾に疑問を抱いていませんでした。ルンバじゃないから満足できなかったんだと信じてやまなかったのです。
仕様はi7とほぼ一緒で、価格が半分
いくら信頼を置いているとはいっても、さすがに10万円もする高価なルンバを立て続けに買うことは出来ません。
でも、半額で性能が同じようなe5ならきっと期待に応えてくれる。そう思いました。
見た目や形、性能はほとんどi7と変わりません。
i7と違うところはカメラがなくてマッピング機能がないことくらいです。
ルンバを置いたのに使い辛くてようやく失敗に気付く
信じたくなかったんですけど、ルンバが来たことによって決定打となりました。
狭い猫部屋の掃除はロボット掃除機に任せるべきではないということにようやく気付くのです。
ルンバの吸引力は申し分なく、キャットフードも猫砂も取りこぼしません。
カーペットに上がるのは失敗続きでしたので、カーペットが浮かないように端を固定してルンバに合わせることでクリアしました。
でもやっぱり、ランダム走行で掃除するのを見ているともやっとしてしまうのです。
だって自分で掃除機をかけたら2分もかからないのに。
ルンバe5だと10分前後です。
このもやもやがすべてです。
狭くて家具も置いてある床面積の狭い部屋に、ロボット掃除機は適していません。
少し冷静になって考えていればわかったようなことに、私はまったく気が付きませんでした。
ロボット掃除機と部屋の環境があまりにもマッチしていなかった
私の敗因はこれに尽きます。
私は外出中にロボット掃除機を動かして、いつでも綺麗な猫部屋を維持することを理想としていました。
しかし実際に猫部屋にロボット掃除機を置いて動かすと、色々な問題があって自分の目の届く時にしか動かせないことに気付いてしまったのです。
これでは意味がありません。
外出中に動かせないとなれば、自分が猫部屋内にいる時にロボット掃除機を動かすのですが、それなら自分で掃除機をかけた方が何倍も早いのです。
どうして外出中にロボット掃除機を動かせなかったかというと、私にはこんな理由がありました。
猫の吐いた物を吸ってしまう怖さ
猫は時々吐きます。
外出中にロボット掃除機を動かすと、運が悪いと吸ってしまうかもしれませんし、タイヤで踏んでしまうかもしれません。
そのことにちょっと抵抗があって。
部屋の状態がわからない状況では外から気軽にロボット掃除機にお掃除指令を出すことがはばかられました。
水の入ったお皿にぶつかってこぼす心配
お掃除ロボットは結構強い力で障害物にぶつかります。
家具や壁などは全然気にしないのですが、猫部屋には猫皿と水入れがありました。
猫皿がどこかに引きずられるのもまぁいいのですが、水だけは駄目です。
水の入った器にぶつかると中の水がこぼれ、ロボットにかかったり床に水を放置することになるのです。
故障の原因になるので、ロボットに水がかかることや水を吸ってしまうことを避けたくて、やはり目が届かないところではロボット掃除機にお掃除を任せることは出来ませんでした。
目の前でロボット掃除機を見守るくらいなら掃除機をかけた方が早い
この事実に気が付いた時、私は自分の考えの至らなさに愕然としました。
ほんとに、この通り。
少し考えればわかったでしょうに。
狭い場所にルンバは必要ないし、障害物の多い部屋にも適さないし、ぶつかって欲しくない物がある時には動かせない。
この3つを全て満たすのが私の猫部屋です。
ルンバにとっては働きにくい環境です。
自分が楽をしたいばっかりに、ルンバを置くにふさわしい場所かどうかも考えず買ってしまいました。
こういう衝動買いは失敗の元ですよね。
結果:猫の部屋はキャニスター式掃除機で自分で掃除することに
猫の部屋の掃除は自分で掃除機をかけるしかないことを認め、毎日夜に掃除機をかけるようにしています。
手間は手間ですが、この数分の手間を省こうとすると目の前でランダム走行するルンバを10分前後見守る必要があるので現状では自分で掃除機をかけることに落ち着きました。
我が家にはスティック型の掃除機もありますが、吸引力を重視して猫の部屋は紙パック式のキャニスター式でお掃除してます。
猫の毛や砂が詰まったごみも、紙パックごと捨てるだけなので結局手軽で便利です。
ロボット掃除機も適材適所
ロボット掃除機にはそもそも得意な場所があると思います。
- 障害物の少ない部屋
- 床に物が置かれていない
- 溝や段差、ラグなどのない部屋
こういったところで使うのであればロボット掃除機は満足のいく結果を出すことが出来るでしょう。
自分が使おうと思っている環境や生活パターンがロボット掃除機にとっても良い環境かどうか、最初に考えておくべき部分です。
ペットを飼っている場合はどう選ぶ?
ペットがいてもお掃除ロボットは問題なく使えますが、近寄って欲しくない場所がある場合にはロボット掃除機が入らないように工夫する必要があります。
ルンバであれば、デュアルバーチャルウォールというものを使用することで50センチ程の空間においてルンバの立ち入りを防ぐことが出来ます。
そのような設定をしておけば、水やご飯を置いている場所でもぶつかる心配なく動かせるでしょう。
また、ペットがいる場合は抜け毛が気になると思います。
ある程度吸引力のあるものでないと、カーペットなどの繊維に潜り込んだ毛は吸いきれません。
また、ブラシが引っかかってスムーズにカーペットに上がれないことがあるので、カーペットを鋲やテープなどで固定するなどして掃除しやすい環境にしておく必要もあります。
価格と性能のどちらを重視するのか
自分が重要視する部分はどこかということも重要だとわかりました。
私は快適さのためならある程度のお金がかかるのは致し方ないことだと思っています。
カメラのついた高機能のロボットを買うことで、マッピングされた家中を無駄なく効率的に掃除してくれるのなら10万円も惜しくありません。
ロボット掃除機に出せる予算が決まっている、という方は予算によっては性能の妥協が必要です。
吸引力や、ロボットのナビゲーションシステムの有無、ダストボックスのお手入れ方法、アプリとの連携の有無。
フラッグシップモデルと比べるとどうしても機能の差が出てしまいます。
- 自分の求める機能のものがどの価格帯なのか。
- または予算内で買えるモデルの性能について、許容範囲内なのか。
この2点は絶対によく考えて検討すべき部分です。
私のように安いからという理由だけで買っても、機能に満足できなければ結局使わなくなり、もったいないです。
1台目のルンバには高くても満足の出来る物をと思ってお金を出したのに、次の2台の掃除機はできるだけ安いものを、と軸のぶれる選び方をしてしまったのはいけませんでした。
自分が重視する方はどちらなのか、重要です。
価格が高くても、満足のいく内容であれば後悔はしません。
逆に必要のない機能ばっかりがついた高価な物を買うと、もったいなかったと後悔するでしょう。
求める中身と、許せる予算のラインとをよく考えてどっちを優先するかを選ぶ必要があります。
まとめ:ロボット掃除機は便利な家電に間違いないが、自分の生活に上手くマッチするか考えないといけない
ロボット掃除機は暮らしを豊かにしてくれるものに間違いはありません。
けれど暮らしている環境によっては必要ないこともあります。
- 自分でさっと掃除が可能な方
- 家具や障害物が多くてロボット掃除機が満足に動けない場合
- 在宅で家にいる時間が多くてロボット掃除機の音がうるさい方
などはロボット掃除機を買ってもあまり満足いく結果にはならないかもしれません。
私も狭くて障害物のある部屋でロボット掃除機を使おうとして結局使い辛さに耐えられず手放しました。
後悔しない為にはなんとなくで購入せず、導入したあとの暮らしを想像してみることが必要です。
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